ことりの小噺
Short Stories
すべては自分に
大学時代の学部報にこんなことが書いてありました。「君のおじさんが河豚(ふぐ)をご馳走してくれたとしよう。おじさんの意図と関係なく、毒にあたって苦しむのは君だ。」可愛い甥っ子に美味しいものをと思ったか、あの甥は生意気だから毒にでも当れと考えたか、とは関係なく、「いただきます」と食べることを選んだ結果は、すべて自分に返ってくるのです。たとえ強制されたとしても、結果は同じことです。
「選ぶことは捨てること」で毎日多くのことを捨てながら、「二度と返らぬこの一瞬」を使ってしたことの結果は、「すべて自分に」返ってきます。すべては自分のことなのですね。自分のことと考えるところから、新しい道が開けてくるはずです。
鈍癡呆亭
